デブ菌っているの?

腸内細菌が「肥満体質」「痩せ体質」に影響していることはわかっていますが、ではどの細菌がどのような効果をもたらしてくれるのかと言う点に関してはまだわかってない点が多くあります。

 

まずデブ菌に関しては存在はしているらしいということはわかっているものの、どの細菌が関係しているというのは特定ができていません

 

いくつかのメディアでは「ファーミキューテス」がデブ菌であると取り上げられていますが、これは細菌の名称ではなく生物を分類する「門」という階層に当たります。

 

人間であれば脊索動物「門」、哺乳網、サル目、ヒト科と言った形で、門という分類はかなり上の階層です。脊索動物門でくくればヒトもウナギもトカゲも同じ門ですから、ファーミキューテス門の中にデブ菌がいると言っても特定にはまだかなり遠いことがわかりますね。

 

ただ事実としてわかっているのは「ファーミキューテス」の中でも悪玉菌寄りの菌が肥満にかかわっているということです。なので悪玉菌を増やしてしまうような習慣が肥満体質を招いてしまうのです。

痩せ菌も特定できてない

デブ菌と同じく痩せ菌の特定もまだできていはいません。ただ「バクテロイデス門」の細菌が痩せ体質に関係していることまではわかっています。

 

このバクテロイデスの菌のどれかが食物繊維やオリゴ糖を分解するときに短鎖脂肪酸を出し、その短鎖脂肪酸によって痩せ体質になれるのです。

 

ただこちらも事実としてわかっているのは「バクテロイデス」の中でも善玉菌寄りの菌が痩せ体質にかかわっているということです。なので善玉菌を積極的に摂取し、そのエサとなる食物繊維やオリゴ糖を取り入れることが有効です。

そもそも特定することが誤り?

最近の研究では、約20種類の特定の菌が合わさると短鎖脂肪酸を出しやすくなるとも言われており、痩せ菌がどれなどと特定するということ自体が誤った考え方かもしれないと考える風潮もあります。

 

個々の腸内細菌だけでなく、その集合体である腸内フローラが注目を浴びているのは、様々な細菌が活動することで生まれる相乗効果であったり、菌一種では引きおこらないある種の化学反応的なの側面があるからとも言えます。

 

今後の研究である程度菌の種類が絞り込まれるでしょうが、すくなくとも今の段階では悪玉菌を減らして善玉菌を増やすというのが痩せ体質に近づける秘訣ということになります。