ダイエットに重要な短鎖脂肪酸

痩せる体質になるためには善玉菌を増やして腸内フローラを整える必要がありますが、そこでポイントとなるのが短鎖脂肪酸です。

 

短鎖脂肪酸とは腸内細菌が作り出す油脂の一種で、実はダイエット以外にもいろいろな効果を持つ重要なものなんです。

 

まずダイエットに関して言えば脂肪細胞の肥大化を止める効果があります。脂肪細胞はいざというときのために余ったエネルギーを蓄える性質がありますが、腸内フローラが正常でないと短鎖脂肪酸が少なくなり暴走を起こし、際限なく脂肪をため込んでしまうのです。

 

さらに短鎖脂肪酸は交感神経を刺激して代謝を上げるため、基礎代謝をアップさせる働きもあるのです。その上満腹感をもたらすホルモンを促進させるため、食欲の抑制にも効果がありダイエットには絶大な効果を発揮するのです。

 

これが腸内フローラの改善がダイエットに繋がる仕組みです。

他にもたくさんの効果

ですが短鎖脂肪酸の効果はダイエットだけにとどまりません。代表的な例は糖尿病の改善です。そもそも糖尿病とは血糖値が高くならないようにコントロールするインスリンなどの物質が機能せず、血糖値が非常にってしまう病気です。

 

つまりインスリンが一つのポイントとなるわけですが、短鎖脂肪酸によってインスリンの分泌が増えるということがわかってきました。日本人の糖尿病患者は予備軍を含めると3人に1人と言われていますので、今後の研究に期待が集まっています。

 

さらに花粉症などのアレルギーに対しても短鎖脂肪酸が有効であることもわかってきました。アレルギーとは無害な物質に対して過剰に免疫細胞が反応してしまうことを指しますが、これを抑制するTレグという細胞が存在します。

 

つまりTレグ細胞が活性化すればアレルギーが抑えられるわけですが、短鎖脂肪酸が増えるとTレグ細胞が活性化することが分かったのです。

免疫力の向上

さらにさらに短鎖脂肪酸は免疫力向上にも一役買っていることがわかっています。腸内に限った免疫の話をすれば、腸内細菌をどれだけ体に漏らさずにいられるかが大切です。

 

例えば以前話題になったO-157ですが、実は腸内にいるだけではそんなに脅威ではありません。このO-157が腸内から体内に吸収されてしまうと、血液内で繁殖して体中を巡り人間を蝕むのです。

 

これを漏れる腸(リーキーガット)と呼びますが、それを防いでくれるのが短鎖脂肪酸なのです。腸壁の細胞がバリアの本体となりますが、この細胞は短鎖脂肪酸を栄養としています。

 

このように至れり尽くせりの短鎖脂肪酸ですが、これを増やすためにできることは善玉菌を増やすというシンプルなことなのです。生活に取り入れない手はないでしょう。